【POS】美容室を開業してPOSを使う場合に、事前にやっておくべきこと

POSシステム

 

美容室を開業する際には、知らないことばかりかと思います。

開業と同時にPOSシステムを導入する際には、現在はネット環境が必要な場合がほとんどです。

ネット予約、ポータルサイトとか、リモートサポートなど利用する場合でも、もちろんネット環境が必要です。

 

そんな美容室の開業時に必要なネット環境。

 

意外にオープン間近になって忘れていたり、施工業者に伝わっていなかったりというのをPOSシステムの設置をする際に現場でよく目にします。

 

そこで、今回は美容室を開業してPOSシステムを使う場合に、事前にやっておくべきことを紹介します。

 

ネット回線も光回線、ADSL回線、ISDN回線、アナログ、ケーブルなど色々あります。

最近、開業した美容室では、光回線を使ったネットや電話を利用しているケースがほとんどです。

ですので、ここでは一般的なNTTの光回線でネットや電話を利用する際について紹介します。

 

美容室の物件契約前にまず確認を!

 

美容室の物件が、戸建住宅タイプかマンション(集合住宅)タイプかで異なります。

戸建住宅タイプの新築であれば、施工業者さんとの打ち合わせ時に、電気関係などと一緒に光回線を引けるかを確認してもらいましょう。

 

マンション(集合住宅)タイプの場合は、物件契約前に不動産会社に、既に光回線がマンションに引かれていて使えるか?使えないか?を確認しましょう。

 

マンションタイプですと、意外に光回線が引かれていない、引けないなんてこともまだありますのでご注意ください。

 

また自分で調べてみることもできます。

 

「光回線 提供エリア 西日本」

 

でネットで検索するとNTT西日本のホームページが表示されます。

開業する美容室の場所が、光回線の提供エリアかどうか調べられます。

検索すると下記内容のように、NTTが提供できるサービスやどのくらいでサービス利用まで時間がかかるかが、調べられます。

ただし、あくまで目安として利用してください。

 

 

 

ネット申込みはお早めに!

NTTのような回線業者にネット申込みしたらすぐに使えると思っていると大間違い。

意外に、ネット回線が使えるようになるまで時間がかかったりします。

NTTに申込みしても、調査、工事など結構時間がかかります。

 

それとサロンの電話番号も様々な契約書などの書類で必要になってきます。

 

ネット回線、電話番号取得は、物件が決まったら早めの申込みをオススメします。

工事が忙しかったりするとほんと時間かかるので、2~3ヶ月前には申し込みしておくといいでしょう。

 

NTTなど回線業者や施工業者に依頼すること

 

ネットや電話で光回線のサービスを利用するためには、NTTに申込みが必要な3つのものがあります。

 

・インターネット回線(光回線)

・電話/FAX(光電話)

・プロバイダ(OCNやplalaなど)

 

光回線の申込みする時に一緒に申込みができるので、もし指定がなければ一緒に申込むと簡単です。

 

これが重要!!!屋外からの光回線の引き込める場所の確認

屋外から屋内に光回線を引き込む場所が重要です。

ここに光回線を引き込みたいと思っても、思い通りの場所に引き込めない場合があります。

 

例えば、受付カウンタの近くから光回線を引き込みたいというケースがあります。

実際には受付近くで光回線の引き込みができなく、受付とは遠いバックルームの方の屋外からしか光回線を引き込めないなんていうケースもよくあります。

 

そうなったら、屋内の配線で対応するしかありません。

バックルームから受付までの屋内のLAN配線を通すための配管を、施工業者に事前に作っておいてもらう必要があります。

早めに頼んでおかないといけません。

なるべく、バックルームから受付まで店内をLAN配線が見えているのは、避けたいですよね。

内装や壁が出来上がった後で頼んでも手遅れです。

 

 

これも重要!!!宅内配線は受付内に

施工が終わって確認したら、思いもよらないところに、LAN配線の口や電気コンセントがつけられているなんてこともよくあります。 

可能であれば、受付の棚内に施工されていると配線も床の上をはわさなくていいので見栄えもキレイです。

 

下記図の「電源コンセント」「光コンセント」が、受付内につけられている状態をオススメします。

 

「電源コンセント」「光コンセント」が、受付内にあると、ひかり電話対応回線終端装置(ONU)も受付棚内に設置できます。

 

もし、CTI機能(お客様からの電話着信した際に、顧客カルテがポップアップ表示される機能)を利用する場合にもこの場所が最適です。

 

ひかり電話対応回線終端装置(ONU)と電話機が近く、電話機とPOSの距離(理想は5m以内)が近くないと使えません。

詳しくは【サロン開業】CTIを利用するなら、失敗しないための4つのポイントをご覧ください。

インターネット接続する際に必要なプロバイダの情報

施工が終わって、NTTなどの回線業者が光回線の配線や設定を行います。

NTTなどの回線業者は、インターネット接続設定まではサービスに入っていない場合があります。

インターネット接続設定は、お客様自身で行うようになっています。

 

はじめての方には、少しわかりづらいかもしれません。

屋外から回線終端装置(ONU)までの設定は、NTTなどの回線業者が行ってくれます。

 

しかし、これではPOSを使って、ネットでホームページなど閲覧しようとしても見れません。

ネットの接続設定がまだ終わっていないからです。

 

ネットの接続設定には、プロバイダの認証ID/認証パスワードが必要です。

これは、プロバイダから送付されてくる用紙に記載されています。

 

例えばOCNですと「OCN会員登録証」に、認証ID/認証パスワードが記載されています。

 

ネット接続設定を完了するには、認証ID/認証パスワードの情報を回線終端装置(ONU)に設定する必要があります。

 

POSを利用する際のネット回線は、無線LANより有線LANがオススメ

安定したPOSの稼動には、無線LANより有線LANでのネット環境でのご利用をオススメします。

 

なぜか?理由は、2つあります。

  1. 無線LANは有線LANに比べて不安定。
  2. POS導入後にネットにつながらない障害になったときにサポートが難しい。

 

1.無線LANは有線LANに比べて不安定の理由

無線のアクセスポイントの設置場所から離れた場所やコンクリートの壁で電波の遮断など環境によって、POSの動作が極端に遅くなったり使えなかったりすることもあります。

POSを利用する際、予約や会計の際にPOSが使えなくなってお客様をお待たしてしまう。

またサロンワークに支障がでることもあります。

有線LAN環境でPOSを利用できるのであればそちらをオススメします。

 

2.POS導入後にネットがつながらない障害になったときにサポートが難しい。

無線LANでネットがつながらなくなったときには、店内環境の問題など様々な原因が考えられます。

電話サポートでの解決が難しい場合もあります。

その際は、わたしの本意ではなくてもお客様自身で問題解決をお願いするしかありません。

ご自分でできる方は、問題ないかと思いますが、そうでない方はサポートの観点からもオススメできません。

 

安定したPOSの稼動には、無線LANより有線LANでのネット環境でのご利用をわたしはオススメします。

 

 

 

まとめ

今回は、美容室を開業してPOSを使う場合に、事前にやっておくべきことを紹介しました。

繰り返しになりますがポイントとしましては、

  • ネット回線の申込みは早めにすること
  • NTTや施工業者に、屋外からの光回線の引き込める場所の確認をすること
  • 施工業者に、宅内配線は受付内に依頼すること
  • インターネット接続設定には、プロバイダ情報が必要

 

かなり早い段階で、施工業者に伝えておかないとできないことなので、これから開業される美容室経営者の方の参考になれば幸いです。

 

またわたしどもでは、ご依頼があればPOSを設置する際に一緒にネット設定やメール設定などもお手伝いします。

POSシステム導入後もお問い合わせで、ネットがつながらないなどPOSシステム以外のこともご質問をいただくことがあります。

そういったPOSシステム以外のこともできる限りサポートします。

 

これから美容室を開業される方でPOS導入後もしっかりサポートしてくれるPOSシステムのメーカーをご希望であれば、ぜひご検討ください。

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